育児休業と夫婦

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2017年の11月に長女が生まれ、人生で初めての育児休業に入りました。

6ヶ月未満の夜泣き

大学時代に学生寮で2人1部屋で過ごした経験もあったので、最初は「夫婦での育児休業生活はきっと楽しいものになる!」と楽観的に考えていましたが、現実には必ずしもそうではありませんでした。

当たり前の話なのですが、夫婦が同時に育児休業を取ったことで、夫婦で一緒にいる時間が長くなりました

長い間一緒にいたことで、家族の将来についてじっくりと話すことができたなど、もちろん良いこともたくさんありましたが、同時に夫婦喧嘩もたくさんしたりと、嫌なこともありました。

ただ、この1年間の濃い夫婦生活を過ごしたことで「良い夫婦関係とは?」というものの一辺を知りえたように思います。

今回の記事はそんな「育児休業と夫婦関係」にスポットを当てた記事になります。

  1. パパ(男性)の本質
  2. 共同生活と喧嘩
  3. 夫婦関係を良好に保つ秘訣

パパ(男性)の本質

コミュニティー形成が下手

人にもよりますが、基本的に男性はコミュニティー作りが下手です。

スポーツやアクティビティ、仕事など、人と深く関わり合いながら関係を作るのは得意な人はいると思いますが、子どもなどをきっかけとして簡易なコミュニティーに入っていくのは、男性は苦手な人が多いです。

女性の場合は、自治体(市区町村)で主催する赤ちゃんの月齢ごとの定期講習会などでママ友をいとも簡単に作ってきます。実際に私の妻も今もなお良好な関係の続く「ママ友」がいます。

一方、私はと言えば、悲しくも育児休業期間中にできたパパ友はいません。休業期間中に「試験勉強」と「サイト製作」に注力していたこともありますが、そもそもの性格として、コミュニティー作りが下手だからというのが大きいと思います。

これは私だけではなく、保育園で出会った育休を取った(または取っている)パパに聞いても、定期的に会ったりするパパ友はいないと言っていました。

したがって、パパが育児休業を取った場合は高確率でパパは家に居続けることになります。

育児はストレスフル

おむつがみつばちハッチ

昔から「男性は狩りに行く生き物」として知られていて、基本的に活動的かつ自分中心な思考持っています。

そのため、ちょっとでも空き時間が出たり、暇を感じると何かしら「別のこと」を頭の中で考え出したり、突如として「○○したい」といった欲求が出てきます。特に独立・起業志向の強い人や絶えず自己研鑽をしているような人は、この傾向が強いと思います。

この活動的な思考の基本軸は「自分」です。目標を達成するために自分は何をするか?今何をすべきか?といったことを考えてしまいます。つまるところ、自分のペースで物事を考える性質を持っているということです。

一方、育児の基本軸は「子ども」です。子どもの反応やペースを見ながら、子どもに合わせ、同じようなことを何度も何度も繰り返します。理性的に考えるとひどくつまらないことですが、愛情をもって面倒くさがらずに、根気よく接することが必要になります。

そのため、男性が本来的に持つ特性育児が持つ特性とは互い相反している特性であるため、男性が育児をしていると予想以上にストレスを感じるようになります。

そもそも論になりますが、家事と育児はその本質が全く違います。家事は自分のペースでできますが、育児は子どものペースでやります。家事ができるから、育児ができるとは考えない方が良いと思います。

家にずっといるのもストレスフル

先ほどの「活動的な思考」との関係から、男性は家にずっといるのは向いていません。

育児休業中にゲームをするという発想は無いと思いますから、育児をしたり、家事をしたり、本を読んだりと何かしらのことをするのだと思います。

ですが、毎日掃除をしていれば1日1~2時間もしていれば部屋はピカピカになるので家事もそれほど多くはありません。月齢の低い赤ちゃんは1日の大半寝ていますから、正直パパのやることはほとんどやるうことがないのです。

そのため、本を読んだり、勉強をしたり、料理をしたり、奥さんと話したりと家と赤ちゃんを拠点に生活をすると思いますが、これが結構ストレスになります。極度の会社嫌いの私でも、今は会社に行く方が楽に感じます。会社に行けば、色々な人と話しますし、歩いたりする量も増えるため、ストレスが知らず知らずのうちに発散されています。

他方、ずっと家にいるというのは、それはそれでとても苦痛です。特に男性の場合、定期的に散歩をしたり、走ったりしないと精神的にまいってしまうと思います。

共同生活と夫婦喧嘩

夫婦で育児休業を同時に取得すると、夫婦で一緒にいる時間が、働いていたころと比べてべらぼうに増えます。すると、お互いがお互いの存在を「当たり前」に感じるようになり、しまいには「うっとおしさ」さえ感じるようになります。

パパにとっての唯一の話し相手はママになります。そのため、喜びや悲しみ、不満などの感情は全てママに向かうことになります。

そんなことになれば、当然、ママだってパパに対して「うっとおしさ」を存分に感じることになります。ただでさえ、赤ちゃんの夜泣きの対応をしていて、寝不足で体調も悪いのに、パパの全力投球がくればストレスフルになるのは火を見るよりも明らかでしょう。

したがって、夫婦で同時に育児休業を取得した場合は、ストレスを解消する仕組みがなければ、パパとママは夫婦同士でストレスをためやすく、結果として、夫婦喧嘩が起こりやすくなります

パピー夫婦の場合も例にもれず、育児休業に入ってから2~3ヶ月経つころから、夫婦喧嘩が頻繁に起こるようになりました。

夫婦喧嘩の原因には色々あると思いますが、男性が育児休業を取ろうと考えている家庭の場合は夫婦関係に致命的な問題(男女の問題や金銭的な問題など)が無いことが多いと思いますので、喧嘩の原因は多くの場合、相手への思いやりが足りないことが原因だと思います。

  • 自分の価値観で是非を決めない心を持つ
    → 人の道から外れるようなことでなければ、基本的に受け入れてあげる気持ちを持つこと
  • 働いているときは瞬間的にしか家にいないので、家事や育児に特別何か思うことも少ないので、多くの家庭で特別喧嘩の火種はできません。

    ですが、育児休業を取り、夫婦が長時間家にいると、お互いの家事や育児に対して注文をしたくなる気持ちが芽生えてきます。

    もちろん、教育方針や金銭の問題など、夫婦が同じ方向を向くためにしっかりとお互いに話し合いをすることが必要なものもありますが、ほとんどの場合、ちょっとした価値観の違いや考え方、今まで過ごしてきた習慣との違いに違和感を感じて文句を言いたくなるだけです。

    人の道から外れるようなことでなければ、基本的に受け入れて上げ、1ヶ月に1度、夫婦会議の場でその点を話し合うくらいのスタンスの方が良いと思いました。

  • 夫婦は平等だという心
    → 男性だから、女性だからという考え方を捨てる
  • 男性が働き、女性が育児休業を取るのが当たり前の日本の慣習は「封建主義的思考が今も多くの人の頭の中に根付いている」ということなのだと思います。

    そのため、男性が育児休業を取り、家事や育児をするとなんだか「俺って偉いことをしている?イクメンかな?」といった感情が芽生えると思います。また、男性は「家事をこれだけしているんだから十分やっている」と思うことがあると思います。

    ですが、それは男女平等ではありません。

    もちろん、授乳などは女性しかできないことですし、女性が授乳をしたいと思う気持ちも分かりますが、夫婦で育児休業を取ったのだから、○○は旦那さんが、△△は妻がといった固定観念は捨てた方が良いと思います。

    男性も女性もある程度、得意なことの傾向はあるとは思いますが、2人で話し合いをし、育児と家事の分担を極め、ある一定の期間ごとにその役割分担を交換するなどをした方が良いと思います。

    こうすることで、自分が相手にどうして欲しいのか?、どんなことにストレスを感じるのか?、など色々なことが分かってきて、上手に家事と育児の分担をすることができるようになります。

  • 相手の気持ちを知ろうとする心
    → 思い込みで判断せず、相手の口から意見を聞き出す
  • 人は意外と自分が考えていることと違うことを考えていたり、感じていたりするものだと思います。また、一度口から吐き出させてあげたら、スッキリしたりもします。

    夫婦で長い時間、同じ場所で過ごしていると、こんなこと言わなくてもいいか、当然こう思っているだろ、など自分で相手の気持ちや考え方に結論付けるようになります。

    それはいい時もありますが、時には違うこともあります。そのため、相手が思っていることを聞いてあげる気持ちを持つことが大事だと思いました。

  • 話半分に聞いてあげる余裕
    → 話していることを真に受けず、相手が思っていることをとりあえず聞いてあげる
  • 長時間人と一緒

私が結婚をするときに、ある尊敬する方に言われた言葉に「大切なものは大事にしないと壊れてしまうよ」というものがあります。

意味は至極簡単なのですが、今思えば、私はほとんど理解していなかったように思います。

とは言え、私は夫婦は「結婚と子ども」という特別な力によって守られているように錯覚をしていました。また、自分勝手にも、妻は私のことが好きで、多少ぞんざいに扱っても、結局は私のことが好きだし、(金銭的にも、対外的にも、色々な面で)離れられないと思っていました。

当然、そんな思考を持つ私でしたから、次第に妻の「私への大切な気持ち」というものも薄れていき、嫌だという気持ちが産まれてくることになりました。

お互いがお互いを大事にしないのだから、喧嘩をしても「相手を傷つけるようなこと」も言いやすくなり意味の無い喧嘩が増えていきました。危うく大切なものが壊れてしまうところまで行くところでした。

その大きな喧嘩を境に、少しずつ自分が変わらないといけないと思い始めました。

初めは「アンガーコントロール」を学びました。また「」

5. フリータイムを作る

育児はとにかくストレスがかかります。「思うようにいかない」という精神的なストレスから「寝不足」という肉体的なストレスもあります。

このストレス解消に役立つのが「ママを家事と育児から解放して、フリーな時間を作ってあげる」です。1日たった1時間だけでも効果ありでした。

筆者は育児休業の終盤でやっとこのことに気付いたので、もう少し早く気付けてたら良かったなと思います。

最後に

定年を迎えた場合もきっと同じよう経験をすることになるため、早めにこのような貴重な経験を出来て良かったなと思います。

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