育児休業に対する男性と女性の考え方の違い

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統計から見る男性の育児休業 育児休業を取らなかった理由 男性と女性の考え方の違い 1年間の育児休業を終えて

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今回は「男性と女性の、男性の育児休業に対する考え方の違い」についての記事です。

アンケート結果を見てみると、男性と女性とでは「男性の育児休業」に対して大きな考え方の違いがあります。今回はこれを深堀りして考えてみることとします。

男性:育児休業を取りたいですか?
女性:夫に育児休業を取って欲しいですか?

グラフを見ると、男性は育児休業を「取りたい」「できれば取りたい」と回答した人の割合が共に33.3%と、育児休業を取りたい派が多数派となっています。

一方女性はというと、取って欲しい派取ってほしくない派が拮抗しています。(どちらかというと取ってほしくない派が多いです。)

これを端的に(大ざっぱに)言えば、「夫は育児休業を取りたいけど、妻は夫に育児休業をそこまで取ってほしくない」ということになります。

では何が原因となっているのでしょうか?以下に分析をしてみましたので、ご覧ください。

  1. ジェネレーション
  2. 女性の勤労
  3. 夫の家事の協力
  4. 子供の人数
  5. 住んでいる地域
  6. 経験者の声

1. ジェネレーションが与える影響

この質問は、ジェネレーション(世代)の違いが、夫の育児休業の取得にどのように影響をするのかを調べたものになります。

結論から言えば、若い世代の女性ほど、男性の育児休業に対して消極的という結果でした。

若いうちは、家事や育児のサポートよりも、家計の安定や夫の会社での出世などをより強く求めているのかもしれません。

2. 女性の勤労が与える影響

この質問は、共働きの女性と専業主婦とでは、夫の育児休業に対して考え方が違うのかを調べたものになります。

アンケート結果を見てみると、妻の勤労の有無は関係無いという結果でした。

3. 夫の家事・育児への貢献度が与える影響

この質問は、男性の家事や育児へ貢献度が、夫の育児休業に対する考え方に影響をしているのかを調べたものになります。

回答結果を見てみると、なかなか面白い結果となりました。それは「夫の家事や育児への貢献度」は、妻の「夫の育児休業に対する考え方」に特に影響を与えないというものでした。

もしかすると、(私も含めて)イクメンという言葉に代表されるように、男性は家事や育児を手伝っているから偉い(頑張っている)と思っている節があると思いますが、一方で女性は「男性が家事や育児へ参加するのは当たり前のこと」と捉えているため、このような結果になったのかもしれません。

4. 子供の人数が与える影響

この質問は、子どもの人数が多いほど家事や育児が大変になるため、夫の育児休業に賛成をする人が増えるのではないか?という考え方の是非を確かめたものになります。

アンケート結果を見てみると、これまた子供の数は関係無いという結果でした。

むしろ、子供が2人以上いる女性は、子どもが1人の女性よりも、夫に育児休業を「取って欲しくない」と思っている人が多く、育児休業取りたい派の筆者には堪える解答結果となりました。

もしかすると、夫は「子どものうちの1人に数えられているのでは?」と思ってしまいます。

5. 住んでいる地域が与える影響

この質問は、住んでいる地域が男性の育児休業に影響をしているのかを調べたものになります。

※印はサンプル数が少ない地域

サンプル数が少ないので何とも言えませんが、傾向としては、関東は夫の育児休業に対して好意的な人が多く、関西は消極的な人が多いようです。

6. 経験者の声

夫が実際に育児休業を取得したことがある女性に質問したものです。

この質問は「過去の夫の育児休業がどうたったのか?」を聞いたアンケートですが、少ない数の回答ながらも、その回答者のほとんどが男性の育児休業に対して好意的という結果でした。

経験者の女性が「男性の育児休業に好意的に思っている」という結果は男性陣にとっては喜ばしい結果と言えるのではないでしょうか?(少なくとも筆者はとても嬉しかったです。)

終わりに

もともと女性は男性よりも現実主義者と言われるため、家事や育児の負担軽減よりも、夫には仕事を頑張ってもらい、稼いでもらって、家計や家庭の幸福を優先しているのかもしれません。

また、ある程度の距離感をもって付き合わないと、夫婦関係は上手くいかないのではないか?という思いから、女性は男性に働きに出て欲しいと思っているのかもしません。

いずれにせよ、上のアンケート結果にあるように、過去に夫が育児休業を取得した経験のある女性は男性の育児休業に対して好意的な意見が多いという声もあります。

今は男性も女性も「男性が働き、女性が家を守るもの」という考え方に慣れているのだと思いますが、10年後、20年後となったとき、また考え方は変わっていくのではないでしょうか。

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