育児休業と育児書

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私は第二子が産まれた時に1年間の育児休業を取りました。

育児休業期間中は、1日の半分くらいは勉強をしたり、Webサイトを作ったり、読書をしたり、散歩をしたりと、自分のための時間をかなり多く持ったと思います。

ただ、それでも今後の人生でこれほどまでに子ども達と一緒の時間を過ごすことはないと思えるほど一緒にいたと思いますし、そんな子ども達のことを一生懸命に考えました。

育児休業をとってから少し日が経ちましたが、その時のエピソードなどを交えながら「子どものことを中心とした育児休業のあれこれ」についてお話しをしたいと思います。

まずは「育児書」についてです。

育児休業と育児書

A great march

男性で「育児休業に入ってから何をするのか?」を具体的にイメージできている人は割と少ないと思いますが、産まれたばかりの頃は、多くの人が「当初思っていたより、大変ではないな」と感じると思います。

実際のところ、子どもが産まれてからの数ヶ月の間は、夜を除けば育児は楽です。なぜなら、新生児は産まれてから数ヶ月は基本的に寝ているだけなので、起きた時にオムツを換えたり、ミルクを飲ませるくらいしかやることがありません。

見渡す限りでは、赤ちゃんはママのオッパイの方がミルクより好きな子の方が多いです。

また、日本は母乳神話(母乳の方が後々の赤ちゃんの成長に良い影響を与えるという考え)があるため、ママの母乳が出るようであれば、ミルクをあげることすら不要になり、ますますパパはやることがなくなっていきます。

では、この時期に何をしたら良いのか?というと、私は「育児書を読むこと」を勧めます。

理由は2つ。

1つは「育児書は子どものためだけにあらず」、つまり育児書を読むことで子どもと親の両方が成長をすることができるから。

そしてもう1つは、この時期が1番、時間的余裕があるからです。

ではどんな本を読んだら良いのか?ということになりますが、一口に育児書と言っても実は様々な種類の育児書があります。パッと思い返しても、下記のような種類の育児書があります。

焦点 育児書の例
親のあり方
  • 子どもはみんな問題児
  • 大丈夫やで
子どもの人格・心
  • 子どもが育つ魔法の言葉
  • こころの育て方
しつけ
  • しつけと育脳
子どもの人間力
  • 一流の育て方
  • 東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?
子どもの思考力
  • 考える力の育て方
  • 頭のいい子を育てる久保田メソッド実践指導書
子どもの学力
  • 「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方

できれば、上記のそれぞれの種類につき1冊ずつ読むことが望ましいと思いますが、最低3種類くらいは読みましょう。なぜなら、たくさんの種類の本を読むことで多様な価値観や考え方をストックすることができるからです。(育児書の内容については、下記の記事で紹介していますので参考にしてください。)

そもそも、子どもの育て方というのは両親の価値観と考え方が軸になっています。そのため、育児書を読んで自分と異なる価値観などを取り込まない限り、親の考え方や価値観が自然と子どもに遺伝します。(だからこそ「子供を見れば親が分かる」なんて言葉があります。)

もちろん、誰しも人間ですから、色々と「足りていないところ」や「ダメなところ」があります。

そのダメな自分の考え方を中心に据えて子育てをしたところで、自分以上になることはありませんし、自分のダメな部分もそのまま子どもに引き継がせてしまいます

そんな後悔をしないためにも、色々な本を読み、多様な価値観や考え方を自分の中に取り込みます。「あぁ、これいいな」と思うものがあれば積極的に取り込むと良いと思います。

生後3ヶ月くらいまでの間は、育児書を探したり、ゆっくり読んだりすることができる時間がありますので「この時期に5冊くらいは読破する!」といった心構えでいるとGoodです。

では育児書なら何でも良いのか?と言うと、そうではなく、個人的にはあまりためにならないような本もあると思いましたので、そのような本の特徴を下記に列挙しておきます。

  • 同じ著者から何度も出版されているもの
    1冊読めば十分ですし、だいたい同じようなことが書かれています。初版以外は、結局どうでもよい精神論の話が多くなります。
  • イラストで書かれたもの
    育児をネタとしたエンターテイメントに過ぎず、教育や子育といったものからはほど遠いものだと思います。
  • 有名人が書いたもの
    バイアスがかかり過ぎて汎用性が低く、属人的な内容のものが多いです。一般人には有用性が低いと思います。
  • 量産型っぽいもの
    だいたい良書は、中身だけでなく外観も魂がこもった本になっていることが多いです。
  • 精神論が多い本
    内容が薄い、お金目的の本は文章量を稼ぐために、精神論の話が多くなる傾向にあります。
ファイティングポーズ

逆に良書には次のような特徴があります。

  • 昔からある本
    長年読まれ続けているのには、それだけの理由があるということですね。
  • 絵や写真とともに文章がある本
    魂のこもった本は字だけでなく、絵や写真がふんだんに盛り込まれています。
  • 事例やアンケートに基づく本
    事例やアンケートに基づく本は「行動⇒結果」を辿ることができますので、有用なことが多いです。

最後に

私は育児休業中に10冊以上の育児書を読みました。

とは言え、もともと本を読むのは全く好きではなく「百聞は一見に如かず」の言葉の通り、本から得る知識に対しては否定的でした。

ですが、せっかくの機会だからと思い育児書を読み始めると「自分がダメなのはここがいけなかったのか」など、ためになることが多く、自分を省みるきっかけになりました。

また、読んでいる最中は「なんだか納得がいかないな」と思っていても、意外と後々になって「あれは良かったな」と思うようなことが出てきます。

大人になってくると、自分なりの考え方や価値観が強く出てくるので、自分と合わない人と一緒に過ごしたり、そういった人の考え方を聞いたりするのは、とても大変なことだと思いますが、本という媒体を通して「自分とは違う考え方の人の意見を聞く」というのは、それよりもずっと「やさしい」ことですし、ためになるものです。

せっかくの育児休業ですので、何をやるかは取った人が自由に決めたら良いとは思いますが、もし具体的にやることを決めていないようでしたら、是非「育児書」を何冊も読んでみることをお勧めします。

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