皆の離乳食の開始時期

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乳児から幼児への成長過程では、乳歯が生え始めたり、寝返りをし始めたりと、様々な変化が見られます。

中でも、離乳食が始まってからのうんちの臭さは子どもの成長を感じさせます。

ではその離乳食はいつ頃に開始するのでしょうか?本や雑誌では5~6ヶ月からと書かれていることが多いですが、実際のところどうなんでしょう。

そこで今回は「離乳食の開始時期」について、100人のパパとママにアンケートを取りました。他の家ではどうしているのか?一緒に見てみましょう😊

離乳食・幼児食

離乳食の開始時期を教えてください

アンケート結果を見てみると、やはりと言いますか、多くの育児書などで勧めている「5ヶ月~6ヶ月」の割合が多く、全体の85%を占めていました。

一方で15%の人が生後7ヶ月以降に離乳食を開始しています。中には9ヶ月以降という人もいて、全体の約5%ほどいました。

なお、離乳食を開始する月齢の遅い人の多くは「子どもが離乳食を食べない」という理由でした。

離乳食を遅らせると大きくならない?

「ミルク(母乳)だけを飲んでいると大きくならないのではないか?」と心配になる方もいるかと思いますが、今回のアンケートで離乳食の開始時期が1歳〜1歳半だった人の意見に「特に周りの子と比べて体格差を感じたことはない」とありました😊

離乳食の大切な3つの知識

1.生後5〜6ヶ月で離乳食を始める理由

生後5〜6ヶ月で離乳食を開始する理由は次の2つです。

  1. 本格的な食事の準備
  2. 消化器官の発達

本格的な食事の準備

ほとんどの子供は2歳~3歳までには本格的な食事に移行します。

その主な理由は「ミルクや母乳だけでは栄養が十分ではなくなるから」ですが、他には「ミルクは糖分が多く虫歯になりやすいから」などの理由もあります。

では2歳~3歳頃になると赤ちゃんは自然と本格的な食事ができるようになるのでしょうか?答えは「ノー」です。

ミルクや母乳と違って、赤ちゃんは食べ物の正しい食べ方を知りません。そのため本格的な食事を取れるようになるまで、少しずつ時間をかけて食べ方の練習をしていきます。

初めは10倍がゆなどの柔らかいものから、次第に固いものへとステップアップしていき、最終的には大人と同じような食べ物が食べられるように訓練をしていきます。

消化器官の発達

乳児から幼児への成長過程では脳や筋組織のほか内臓も発達してきます。

生まれたての赤ちゃんは母乳やミルクなどの液体しか消化することができなかった消化器官も、生後5ヶ月頃になると肉や野菜などの食べ物も消化できるようになってきます。

嗅覚や視覚なども生後4~5ヶ月になると随分と発達をしてくるため、匂いから食べ物に対してどんどん興味を抱くようになります。

2.離乳食を作るときに気をつけること

  1. 塩分の過剰摂取(最重要)
  2. 塩分の取りすぎは大人にとっても問題ですが、臓器が未発達の赤ちゃんにとってはことさら大きな問題です。(塩分の過剰摂取は腎機能に重い障害を残します。)

    離乳食の初めは調味料などは一切使用せずに、素材そのものの味だけで食事を与えるようにします。

    ※大人にとっては美味しくないものも、赤ちゃんは普通に食べるので大丈夫です。

  3. 衛生面
  4. 赤ちゃんは免疫を母親からある程度引き継いでいますが、根本的に体力がないため「菌を取り込まない」ように次の点に注意しましょう。

    • 調理器具の消毒・・・まな板や台拭きなどは定期的に消毒をする
    • 調理方法・・・必ず火を通す
    • 消費期限・・・冷凍しても1週間以上のものは捨てるなど
  5. タンパク質と脂肪
  6. タンパク質の主な栄養源は「豆」や「肉」です。

    このうち肉は食物の中でも特に「栄養価の高い食物」ですが、一方で「内臓に負担の掛かる食物」でもあります。

    そのため消化器官が未発達の赤ちゃんの場合には、月齢に応じて適したタンパク質が含まれた食材がありますので次の表を参考にしてもらえると良いと思います🤗

    月齢 食べれる食材
    5〜6ヶ月 豆腐・白身魚
    7〜8ヶ月 赤身魚・鶏肉
    9〜12ヶ月 豚肉・牛肉(赤身)
    13ヶ月~ 豚肉・牛肉(通常)

    なお、脂肪の吸収は特に胃の消化の負担になりますので、もったいないと思いますが脂肪分は思い切って捨てましょう。

3.アレルギーと離乳食開始時期

今までの考え方

一昔前は「アレルギー食材はできるだけ食べるタイミングを遅らせた方が良い」と言われていました。

この考え方の根底には「月齢の低い段階ではアレルギーが発症しやすく、月齢が高いほどアレルギーが出にくい」という考えがあります。

大人になるとアレルギー反応が出なくなる(出にくくなる)ため、ある種この考え方は正しいです。例えば小麦粉や牛乳などのアレルギー反応は大人になると8割近くの人が出なくなるという調査データもあります。

最近の考え方

一方で最近の研究によると、アレルギー食材を食べ始める月齢(年齢)を遅らせたとしても、アレルギー反応の予防にはならないとされています。

大人になってもアレルギー反応がなくなりにくい「エビ」や「蕎麦」、「ピーナッツ」などがその代表格でしょう。

アレルギーとの暮らし方

今回の100人アンケートでは「アレルギー食材の有無」についても聞いていますが、実に6人に1人が何らかの食物アレルギーがありました。

また多くの人が1歳頃にアレルギー食材を食べさせたところ反応があり分かったというものでした。

アレルギー反応は摂取するとすぐに反応を示す以外に、次のような場合にもアレルギーが発症することもあるようです。

  1. 食物を直接体に付着させる(美容法などの一環で)
  2. 手荒れのひどい状態で食材に長時間触れる(調理など)
  3. アトピーや花粉症などの人

離乳食は食事の原点

今回の記事作成に当たって、育児の本や離乳食の本、アレルギーの本など色々な書物を読むことになりました。

個人的には、食材をあまり気にしたことがなく、調理方法なども気にしていませんでした。

ところが、離乳食と一言で言っても、調理方法、味付け、消毒、アレルギー、栄養など様々な点に気を付ければいけないことだと気づかされました。

「味覚は親から赤ちゃんへの贈り物」という言葉がありますが、様々な食材を楽しめる豊な味覚をプレゼントできるように、親は工夫をしなきゃいけないんだなって思うようになりました😊